段階練習27.2級 1-6①(概要)

 段階練習27は、「1/2捻り腰落ち-スイブル-腹落ち-腹落ち-立つ-閉脚跳び」です。「1/2捻り腰落ち-スイブル-腹落ち-腹落ち」は段階練習26で、「腹落ち-立つ-閉脚跳び」は段階練習23(3級)で既に経験済みですので、ここでは新しい運動はありません。後半の「腹落ち-立つ-閉脚跳び」で、きちんと立って、つなぎ技である閉脚跳びにつなげられればOKです。3級とは異なりきちんとつなぎの技までが含まれた練習法になっています。

 なお、前回書きましたが、腹落ちは跳躍高さが低くなる種目です。その腹落ちが2回続きますので、立った時点であまり跳ねなくなっています。そこで、閉脚跳びで高さを十分回復しておく必要があります。

 なお、閉脚跳びを始めフィートバウンスは、跳躍して空中で動作を行います。特に閉脚跳びは脚を前方に出すため、跳躍する時に動作を始めると前方に飛び出します。きちんと跳んでから閉脚を始めることができないと、高さが回復できません。

 焦ると速く動作を始めてしまいます。きちんと跳んでから動くように我慢することが大事です。この我慢をするというのも運動において非常に重要な事柄です。すべての種目でもそうですが、閉脚跳びは我慢ができないことがはっきりわかる種目ですので、閉脚跳びを通す事で我慢をすることを学ぶことが大切です。