段階練習28.腹落ち

 段階練習28の腹落ちは、段階練習22で練習した、よつんばい落ちと同じく、左右軸回り前方1/4回転運動です。着床のための姿勢が異なるだけです。

 腹落ちの場合着床姿勢がまっすぐに落ちます。そのため、顔を打つ可能性がありますので、恐怖感が大きいため、後の方で練習しますが、運動としては、よつんばい落ちよりも単純なものとなっています。ただし、回転をしっかり行うため、よつんばいよりもきちんと抱え姿勢をとり、そこからノビルという運動をすることが多いですが、これは段階練習17の「腰落ち-腹落ち」で経験済みです。つまり、段階練習17と22ができていれば技術的にはできる種目です。できないとしたら以前よりも高いところから視線が大きく移動することによる恐怖感のためです。

 この運動は、運動は水泳の飛び込みスタート、バレーボールなどの飛びついてボールを捕るなどの飛びつき運動へと発展させることができます。固い床で行ったり、水になれてから行う飛び込みなどよりも、トランポリンを用いれば比較的低い年齢でも簡単にできますので、ここで身体を空中で水平にするあるいは視線を大きく落下させることを経験しておくことは将来有効に働くと思われます。