段階練習35.1/2捻り腹落ち

 段階練習33「1回ひねり腰落ち(フルシート)」で説明したように、段階練習35の「1/2捻り腹落ち」は、フルシートの1部としても考えられます。本来ならフルシートより簡単な種目なので、フルシートよりも先に練習をしても良さそうですが、腹落ちは恐怖感が強い種目ですので、恐怖感が少ないフルシートより後に練習します。ただし、成人向けの段階練習では1/2ひねり腹落ちの方が先になっていますので、前後はそれほど重要ではないのか杜れません。

 1/2捻り腹落ちの運動としては、「体軸回りの1/2捻り+重心を中心とした左右軸回り前方1/4回転」です。

 「フルシート」や「1/2捻り腰落ち」も「体軸回りの捻りと左右軸回りの1/4回転」を行いますが、これらは体軸(上半身の軸)を原則として垂直のままに維持し、左右軸回りの上半身の回転が発生していません。つまり「1/2捻り腹落ち」では「体軸と左右軸の2つの軸回りの回転の組み合わせ」を初めて行う種目です。

 このような「体軸と左右軸の2つの軸回りの回転の組み合わせ」運動は、柔道のような組み手をするような格闘技でよく使われますので、トランポリンを利用して安全に経験しておくことは重要です。