もしアルティメイトの方が跳躍が高くなるのでしたら、それはなぜでしょうか?
それは前回説明したように外部へのエネルギー逸散を少なくしたことによるものだと思います。
例えばアルティメイトではチェーンだったものをワイヤーローブに変更しています。チェーンの場合は各部分でこすれ合うことにより摩擦が生じます。また補強がなされたことによりフレームが変形量が減っています。このため脚に付いたゴムと床面との間でのすべり、つまり摩擦が減っているのです。そのため熱エネルギーなど外部へのエネルギー逸散量が少なくなり、その分トランポリンの弾性エネルギーが大きくなって跳躍高さが高くなっているのではないかと考えられます。
つまり、フレームを改良することにより位置エネルギーを有効に使えるよう改良されたのがアルティメイトではないかと思います。