段階練習5-1)段階練習39.1級 4-10②(「開脚跳び-1/2捻り腹落ち」)

 段階練習39は、「開脚跳び-1/2捻り腹落ち-ターンテーブル-立つ-抱え跳び-1回捻り跳び-反動閉脚跳び」です。ここで新しく出てくるのは「開脚跳び-1/2捻り腹落ち」と「1/2捻り腹落ち-ターンテーブル」です。その後は段階練習38で練習済みです。

 「開脚跳び-1/2捻り腹落ち」は前々回で「抱え跳び-1回捻り跳び」のところで書いたのと同様「脚の左右の運動-捻り=左右非対称運動」という連続ですので、かなり難しいです。捻りとは言い換えれば左右軸の回転運動ですので。その上「1/2捻り腹落ち」は左右軸回りの回転運動も伴いますので、開脚跳びの後に続けるのはかなり難しくなっています。なお、「開脚跳び」の脚の動きは「前後軸と左右軸、2つの軸回りの回転運動」となっています。

 段階練習21の「開脚跳び-1回捻り跳び」では「前後軸と左右軸、2つの軸回りの回転運動」から「体軸回りの回転運動」と2つから1つの軸の切り替えでしたが、「開脚跳び-1/2捻り腹落ち」は「前後軸と左右軸、2つの軸回りの回転運動」から「体軸回りの+前後軸回りの回転運動」と2つから2つになっていますので、かなり難しいのです。

 この段階では回転軸を意識的に切り替える運動を経験することになり、かなり複雑な軸変換運動となっています。このように1級になると、複雑な運動と運動の切り替えの2つを経験していくことになります。