補足3(最も難しい技)

 最も難しい技はたいてい、最初の方と最後の方に入ります。2級で言えば、2番目にあるスイブルと後ろから2番目のローラーです。なお、スイブルは腰落ちの形から行うので最初にはできませんので2番目、ローラーも立つとセットなので、後ろから2番目にあります。

 3級も同様に腰落ちからの腹落ちと、1回捻り跳びです。最初の方にあるのは高さがあった方がしやすい技で、最後の方は高さがなくてもなんとかできる技となっています。

 しかし、1級は違います。以前にも書きましたが、バッジテストに含まれる種目の中で最高難度は0.2です。難度0.2の種目は全部で4つあります。それは以下の種目です。

 1.1回捻り跳び(3級、1級)

 2.1/2捻り腹落ち(1級、3級の腰落ちからの1/2捻り腹落ちも含む)

 3.ローラー(2級)

 4.1回捻り腰落ち

 

 3級の1回捻り跳びは着地できれば終わりです。腰落ちからの1/2捻り腹落ちは立って(難度0.1)からつなぎの技(開脚跳び難度0)を入れています。2級のローラーも立てれば終わりです。しかし1級の1回捻り腰落ちはその後にスイブル(難度0.1)、1/2捻り立つ(難度0.1)と難度がある技が2つ続きます。同様に1/2捻り腹落ちの後にもターンテーブル(難度0.1)、立つ(難度0.1)という難度のある技が2つ続きます。

 

 一般にはローラー(人によってはターンテーブルの場合もありますが)が最も難しい技と考えられており、実際苦労することの多い種目ですが、1級は単体の種目ではなく、連続の種目で難しい組み合わせになっています。つまり、連続的な運動が最も難しいのが一級です。

 

 ※ トランポリン競技においてよつんばい落ちと膝落ちは有効な種目として扱われていません