補足5(バッジテストを受験すること)

 バッジテストは基本的に不合格を出さないようにしています。バッジテストは指導者を通して申し込むようになっています。この時点で指導者はほぼ確実に合格する生徒だけを受験するようになっています。だから全員合格が当たり前で、不合格者が出たらその生徒の担当指導者の能力に問題ありと言われています。そうなっているにもかかわらず、不合格者が出ることがあります。

 その原因は、指導者の判断ミスでまだトレーニングが不十分であるにもかかわらず受験を許可してしまったケースが多いですが、普段の練習とは違う雰囲気、場合によってはトランポリン自体も異なっていることから、緊張のあまりうまくできなかったということもあります。

 つまり指導者にとっては合格するのが当たり前と思われる状況でも、受験する生徒にとっては、合格できるかどうかわからない状態で受けることになっています。

 

 本番に弱いという人がいますが、このような人は緊張に負けていつも通りの実力を発揮できないひとです。緊張する場面におかれるというのも1つの経験です。

 バッジテストを受験することにより、緊張になれる事は将来にきっと役立つはずです。そしてバッジテストはたいてい合格できますので、合格することにより楽しさと、自信を身につけていくことになります。その積み重ねは重要です。

 不合格をバネに次につなげられる性格の子もいますが、特に運動が苦手と思っている生徒にとっては、不合格になってしまうと、自信喪失につながります。友達が受けるから一緒にとかいう理由でまだ不十分な段階で受験させたがる保護者の方がいますが、バッジテストは確実に合格できるように導くことが指導者と保護者の責任です。