上達を早くするコツ2

 上達を早くするにはもう1つあります。簡単な技ほどきちんと練習することです。

 トランポリンでは段階的に徐々に簡単な技から難しい技へ、安全な技から高度な技へと練習していきます。級があがるにつれ難しく危険性の高い技になっていきますので、なかなかできるようにならなかったり、怖くてできなくなります。一方級があがるにつれ、既に合格した級、簡単で安全な技を、子供は(大人でもそういう人は多いですが)馬鹿にして、いい加減に練習します。特に運動が得意と思っているお子さんはその傾向があります。

 段階練習は、単に安全な技・簡単な技から練習するのではありません。高度な技の基本技となるものを練習しているのです。基本の技がぎりぎりできているだけでは、高度な技へと発展させることができません。上達を早くするには、基本技の完成度を高めて高度な技へと発展させられるようにすることがコツです。

 クラブによって練習内容は違うと思いますが、基本的に既に習得した技を最初に練習してから、新しい技の練習にはいると思います。少なくとも最初にストレートジャンプと3バウンス(抱え跳び、閉脚跳び、開脚跳び)などは練習すると思います。これらの技はすべての技につながる基本中の基本ですから、これらの練習を単にウォーミングアップにしていては時間がもったいないです。基本技の練習の際に馬鹿にせずより完成度を高めるように練習することで上達が早まります。

 基本を大事にする意識を持たせることが、上達を早めるコツです。

 

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