徹底比較!トランポリン普及元年

 平成20年を「トランポリン普及元年」とし、トランポリンの指導方法が整備され、普及指導員の教本が大改訂されました。このコーナーではブログ形式で、普及元年における改定部分を紹介していきます。普及指導員を目指す方、普及指導員を以前から持っていてなかなか聴講に行けない方ぜひお読みください(2014/2/5)。

2015年

6月

24日

補足資料について

 トランポリン普及元年では、改定というよりも新規に以下の資料が補足資料として追加になっていました。

普及元年 トランポリン運動の「全国普及元年」

   全国普及の布石は完了・次は実行

   子どもの指導にかかわる発想の転換

  

 引き続きその資料の説明をしたいところですが、(社)日本トランポリン協会は解散し(公財)日本体操協会に参加し、また東京オリンピック開催が決定し、国体参加の条件が変更になるという社会的変化がありました。国体参加問題については今年中には決着がつくようです。

 補足資料の大きな話題として国体参加問題がありましたので、今更解説しても無意味な部分もありますので、国体問題の決着がつくまで補足資料についての解説は休止することにしました。

 また、教本本体についても日本体操協会になってから修正・追加が行われています。そこで本ブログはいったん休止して、新規の修正・追加部分についてとりまとめた段階で再開したいと思います。

 

2015年

6月

17日

バッジテスト練習帳

 練習帳もボールトレーニングが追加になり、大幅に変更になりました。ボールトレーニングの陰に隠れているのですが、シャトルゲームについても変更になっています。1級の受験欄に、ボールトレーニングの他シャトルゲームのクラブ内合格欄が設けられています。

 シャトルゲームは現実一部のトランポリンが普及している地域を除いて行われていません。未普及の地域ではシャトルゲームまで進まずエアリアルトレーニングの途中である1級合格の段階でやめてしまう子が多くゲームを行うのに必要な最低人数がそろわないのではないかと思われます。

 しかし、バッジテスト解体新書のほうでも書いたのですが、トランポリンシャトルゲームには子どもの運動能力育成に非常に役立つものとなっています。むしろバッジテストよりもシャトルゲームのほうこそ子どもの素養づくりに必要な運動です。しかし現状実施されていません。それを修正するために、本来の段階練習にある通り3級合格時点から簡易シャトルゲームが確実に行われるように、クラブ内でシャトルゲームの実施を記録する欄が設けられたものと思われます。

2015年

6月

10日

救急法

 救急法は単元にはありませんが改訂前・改訂後とも付録資料として掲載されています。

 この部分は、大きな変更はありませんが、最近急速に普及したAEDについての説明などがあった方がよいのではないかと思います。

 

2015年

6月

03日

単元8 スポーツの素養づくり子どものトランポリン運動-その7.指導者サークルによるクラブ指導

 この部分は、大きな変更はありません。ただし、この部分は教室の開設と密接していますので、単元5と併せて熟読する必要があると思います。

2015年

5月

20日

単元8 スポーツの素養づくり子どものトランポリン運動-その6.パンフレット

 改訂前にはなかった「11.バッジテストの広報・宣伝パンフレット(例)」が1つの章として改訂後の教本には掲載されています。

 前回も書いたようにここは「バッジテスト」ではなく「エアリアルトレーニング」とした方がよかったのではないかと思います。

 また、パンフレットにもシャトルゲームの有効性をアピールするものがあった方がよかったのではないかと思います。

 

2015年

5月

13日

単元8 スポーツの素養づくり子どものトランポリン運動-その5.シャトルゲーム会実施規定

 改訂前にはありましたが、改訂後にはなくなりました。改訂後に付属資料としてある「子どもの指導にかかわる発想の転換」において、「シャトルゲーム参加者が少ないこと」問題点としてあげられていますが、それを改善するためにはシャトルゲームについての説明を充実させるべきだったと思います。

 今回の改訂では、「シャトル競技」、「シャトルゲーム」が重要視されている割には、それに関する記載が少なくなっている、エアリアル・トレーニングというべきところをバッジテストと呼んでいる箇所があるという点において矛盾を感じます。

2015年

5月

07日

単元8 スポーツの素養づくり子どものトランポリン運動-その4.広報73号

 広報誌は通常印刷物として出版され、日本トランポリン協会の普及指導員・コーチ全員に郵送されていましたが、ボールトレーニングに関する記事が掲載された73号だけは、オリンピックの強化費捻出のため、印刷費を削減して電子版としてPDFにて公開されました。郵送されないため、日本トランポリン協会のホームページから閲覧・ダウンロードすることが必要でした。

 なお、広報73号は73号・74号合併号として、次号にて出版印刷物で配布されていますが、合併号にはボールトレーニングの記事は掲載されていません。

 

※ 日本体操協会に組織替え以降このブログを書いている時点で「日本トランポリン協会の広報誌」をダウンロードするページが見当たらなくなりました。しかし、検索サイトで検索すれば、旧日本トランポリン協会のホームページの残骸からダウンロードすることができますので、必ず目を通してください。

 通常とは異なる配布方法だったため、目を通していない普及指導員が多く存在するようです。指導者の指導ミスと思われる指導が行われたため、ゆさぶりジャンプをせず普通のジャンプをしている団体があることを、複数の地域のバッジテスト会で確認しています。

 

 

 

2015年

4月

29日

単元8 スポーツの素養づくり子どものトランポリン運動-その3.ボールトレーニング種目

 エアリアル・トレーニングに関して大きく変更になったのが、ボールトレーニングです。この章は新たに追加されたものですので、改訂前に普及指導員になった人は必読の部分です。

 ただし、この教本では「ゆさぶりジャンプ」についての説明がありませんし、ボールの投げる位置などの説明もありません。講習ではこの点については実際行って説明していますが、教本を読んだだけではわかりません。この点については日本トランポリン協会広報73号(電子版)に掲載されていますので、そちらも併せて読む必要があります。

2015年

4月

22日

単元8 スポーツの素養づくり子どものトランポリン運動-その2.合格基準

 教本の「合格基準」については、表記方法と章番号が変更になった程度で大きな変更はありません。ただし、改定前の副読本としてあった『エアリアル・トレーニング 子どものトランポリン運動』がなくなり、そこにあった詳細解説がなくなりましたので、改訂後に普及指導員資格を取得した普及指導員は合格基準の詳細(種目の成立条件、合格となる小過失と不合格となる大過失の判断基準)が分からないことになり、判定時に差異が出る可能性があります。『エアリアル・トレーニング 子どものトランポリン運動』にかかれていた内容を追加した方がよかったのではないかと思います。

 

 

2015年

4月

15日

単元8 スポーツの素養づくり子どものトランポリン運動-その1.概要

 単元8も大きく改定された部分です。まず改定前は「1.スポーツの素養づくり子供のトランポリン運動のあらまし」となっていた部分の内前書きにあたる部分は加筆訂正をして「1.エアリアル・トレーニングのあらまし」の中の「1、昨今すべてのスポーツが高度化し、空中戦に移行している」で書かれています。そのあとの§1~§5と「7.バッヂ・テスト種目指導上の留意点」は、改定後のテキストでは、内容には大きな変更はりませんが、「7.エアリアル・トレーニング指導上の留意点」として再編成されています。

 「2.バッジテスト種目」、「3.バッジテスト段階練習表」、「4.練習表の解説」はボールトレーニングが追加になったことと、バッジテストの表記法が変更になったほか、加筆訂正が若干ある程度で大きな変更はありません。

  改定前の「5.バッヂ・テスト種目・シャトルの記録」は削除されています。ただし、改定後の「2.バッジテスト種目」を見ればわかるように、ボールトレーニングが追加になっています。「6. 練習の進め方」も「5.バッジテスト・シャトルゲームの進め方」として、ボールトレーニングに関する内容が追加になった程度であとは大きな変更はありません。

  「バッジテストの採点法」もボールトレーニングについての追加と表記方法、章番号の変更にとどまっています。

  「バッジテスト会の実施規定」については、入手先が変更になっていますが、日本トランポリン協会が解散して日本体操協会になったため、教本の入手先と現状の入手先は異なっています。

  ほかの章については次回から順次解説していきます。

 

2015年

6月

24日

補足資料について

 トランポリン普及元年では、改定というよりも新規に以下の資料が補足資料として追加になっていました。

普及元年 トランポリン運動の「全国普及元年」

   全国普及の布石は完了・次は実行

   子どもの指導にかかわる発想の転換

  

 引き続きその資料の説明をしたいところですが、(社)日本トランポリン協会は解散し(公財)日本体操協会に参加し、また東京オリンピック開催が決定し、国体参加の条件が変更になるという社会的変化がありました。国体参加問題については今年中には決着がつくようです。

 補足資料の大きな話題として国体参加問題がありましたので、今更解説しても無意味な部分もありますので、国体問題の決着がつくまで補足資料についての解説は休止することにしました。

 また、教本本体についても日本体操協会になってから修正・追加が行われています。そこで本ブログはいったん休止して、新規の修正・追加部分についてとりまとめた段階で再開したいと思います。

 

2015年

6月

17日

バッジテスト練習帳

 練習帳もボールトレーニングが追加になり、大幅に変更になりました。ボールトレーニングの陰に隠れているのですが、シャトルゲームについても変更になっています。1級の受験欄に、ボールトレーニングの他シャトルゲームのクラブ内合格欄が設けられています。

 シャトルゲームは現実一部のトランポリンが普及している地域を除いて行われていません。未普及の地域ではシャトルゲームまで進まずエアリアルトレーニングの途中である1級合格の段階でやめてしまう子が多くゲームを行うのに必要な最低人数がそろわないのではないかと思われます。

 しかし、バッジテスト解体新書のほうでも書いたのですが、トランポリンシャトルゲームには子どもの運動能力育成に非常に役立つものとなっています。むしろバッジテストよりもシャトルゲームのほうこそ子どもの素養づくりに必要な運動です。しかし現状実施されていません。それを修正するために、本来の段階練習にある通り3級合格時点から簡易シャトルゲームが確実に行われるように、クラブ内でシャトルゲームの実施を記録する欄が設けられたものと思われます。

2015年

6月

10日

救急法

 救急法は単元にはありませんが改訂前・改訂後とも付録資料として掲載されています。

 この部分は、大きな変更はありませんが、最近急速に普及したAEDについての説明などがあった方がよいのではないかと思います。

 

2015年

6月

03日

単元8 スポーツの素養づくり子どものトランポリン運動-その7.指導者サークルによるクラブ指導

 この部分は、大きな変更はありません。ただし、この部分は教室の開設と密接していますので、単元5と併せて熟読する必要があると思います。

2015年

5月

20日

単元8 スポーツの素養づくり子どものトランポリン運動-その6.パンフレット

 改訂前にはなかった「11.バッジテストの広報・宣伝パンフレット(例)」が1つの章として改訂後の教本には掲載されています。

 前回も書いたようにここは「バッジテスト」ではなく「エアリアルトレーニング」とした方がよかったのではないかと思います。

 また、パンフレットにもシャトルゲームの有効性をアピールするものがあった方がよかったのではないかと思います。

 

2015年

5月

13日

単元8 スポーツの素養づくり子どものトランポリン運動-その5.シャトルゲーム会実施規定

 改訂前にはありましたが、改訂後にはなくなりました。改訂後に付属資料としてある「子どもの指導にかかわる発想の転換」において、「シャトルゲーム参加者が少ないこと」問題点としてあげられていますが、それを改善するためにはシャトルゲームについての説明を充実させるべきだったと思います。

 今回の改訂では、「シャトル競技」、「シャトルゲーム」が重要視されている割には、それに関する記載が少なくなっている、エアリアル・トレーニングというべきところをバッジテストと呼んでいる箇所があるという点において矛盾を感じます。

2015年

5月

07日

単元8 スポーツの素養づくり子どものトランポリン運動-その4.広報73号

 広報誌は通常印刷物として出版され、日本トランポリン協会の普及指導員・コーチ全員に郵送されていましたが、ボールトレーニングに関する記事が掲載された73号だけは、オリンピックの強化費捻出のため、印刷費を削減して電子版としてPDFにて公開されました。郵送されないため、日本トランポリン協会のホームページから閲覧・ダウンロードすることが必要でした。

 なお、広報73号は73号・74号合併号として、次号にて出版印刷物で配布されていますが、合併号にはボールトレーニングの記事は掲載されていません。

 

※ 日本体操協会に組織替え以降このブログを書いている時点で「日本トランポリン協会の広報誌」をダウンロードするページが見当たらなくなりました。しかし、検索サイトで検索すれば、旧日本トランポリン協会のホームページの残骸からダウンロードすることができますので、必ず目を通してください。

 通常とは異なる配布方法だったため、目を通していない普及指導員が多く存在するようです。指導者の指導ミスと思われる指導が行われたため、ゆさぶりジャンプをせず普通のジャンプをしている団体があることを、複数の地域のバッジテスト会で確認しています。

 

 

 

2015年

4月

29日

単元8 スポーツの素養づくり子どものトランポリン運動-その3.ボールトレーニング種目

 エアリアル・トレーニングに関して大きく変更になったのが、ボールトレーニングです。この章は新たに追加されたものですので、改訂前に普及指導員になった人は必読の部分です。

 ただし、この教本では「ゆさぶりジャンプ」についての説明がありませんし、ボールの投げる位置などの説明もありません。講習ではこの点については実際行って説明していますが、教本を読んだだけではわかりません。この点については日本トランポリン協会広報73号(電子版)に掲載されていますので、そちらも併せて読む必要があります。

2015年

4月

22日

単元8 スポーツの素養づくり子どものトランポリン運動-その2.合格基準

 教本の「合格基準」については、表記方法と章番号が変更になった程度で大きな変更はありません。ただし、改定前の副読本としてあった『エアリアル・トレーニング 子どものトランポリン運動』がなくなり、そこにあった詳細解説がなくなりましたので、改訂後に普及指導員資格を取得した普及指導員は合格基準の詳細(種目の成立条件、合格となる小過失と不合格となる大過失の判断基準)が分からないことになり、判定時に差異が出る可能性があります。『エアリアル・トレーニング 子どものトランポリン運動』にかかれていた内容を追加した方がよかったのではないかと思います。

 

 

2015年

4月

15日

単元8 スポーツの素養づくり子どものトランポリン運動-その1.概要

 単元8も大きく改定された部分です。まず改定前は「1.スポーツの素養づくり子供のトランポリン運動のあらまし」となっていた部分の内前書きにあたる部分は加筆訂正をして「1.エアリアル・トレーニングのあらまし」の中の「1、昨今すべてのスポーツが高度化し、空中戦に移行している」で書かれています。そのあとの§1~§5と「7.バッヂ・テスト種目指導上の留意点」は、改定後のテキストでは、内容には大きな変更はりませんが、「7.エアリアル・トレーニング指導上の留意点」として再編成されています。

 「2.バッジテスト種目」、「3.バッジテスト段階練習表」、「4.練習表の解説」はボールトレーニングが追加になったことと、バッジテストの表記法が変更になったほか、加筆訂正が若干ある程度で大きな変更はありません。

  改定前の「5.バッヂ・テスト種目・シャトルの記録」は削除されています。ただし、改定後の「2.バッジテスト種目」を見ればわかるように、ボールトレーニングが追加になっています。「6. 練習の進め方」も「5.バッジテスト・シャトルゲームの進め方」として、ボールトレーニングに関する内容が追加になった程度であとは大きな変更はありません。

  「バッジテストの採点法」もボールトレーニングについての追加と表記方法、章番号の変更にとどまっています。

  「バッジテスト会の実施規定」については、入手先が変更になっていますが、日本トランポリン協会が解散して日本体操協会になったため、教本の入手先と現状の入手先は異なっています。

  ほかの章については次回から順次解説していきます。