段階練習表1~10

2014年

5月

09日

段階練習1.垂直跳び(ストレートジャンプ)-チェック(停止)

 段階練習1は2種類の種目です。1つは垂直跳び(ストレートジャンプ)、もう1つがチェックバウンス(停止、ニーブレイクともいう)です。

 この2つはトランポリンの基本中の基本です。まっすぐ上昇し、まっすぐ落下する垂直跳び、まっすぐ落下し跳躍を停止するチェック、この2つができなければ他の技をすることはできませんし、危険を回避するために停止することもできません。

 どんなに上達しても、練習の最初には必ず行わなければならない練習です。すべての種目の基本ですのでこの段階をとばして先に進むことはできません。

 なお、垂直跳びは種目系列は「垂直跳び」、軸系列は「共通系(無回転系)」になります。

2014年

5月

23日

段階練習2.1/2捻り跳び(ハーフピルエット)

 段階練習2、1/2捻り跳び(ハーフピルエット)の種目系列は「垂直跳び」、軸系列は「ひねり系」です。1/2捻り跳びは体軸回りの回転運動の基本となります。

 「ひねり系」の種目は、前方・後方回転系の種目に比べて簡単な種目ですが、日本体育大学傷害調査等によると、前方・後方回転系種目よりも怪我の発生が多い運動ですので、その基礎である1/2捻り跳びは大事な種目となります。

 すべての「ひねり系」種目の基礎ですので、段階練習2をとばして他の捻り種目を行うことはできません。

2014年

5月

30日

段階練習3.腰落ち(シートドロップ)-立つ(スタンド)

 段階練習3は「腰落ち(シートドロップ)」と「立つ(スタンド)」の2種類の種目から構成されています。

「腰落ち」は、上半身はほとんど動かない(回転しない)ため、トランポリン競技のルール上、無回転として扱われていますが、下半身が前方に90度回転する、つまり軸系列では「後方回転系」に分類される種目です。種目系列では「腰落ち」に分類され、小分類の「スイブル系」、「1回捻り腰落ち系」など「腰落ち系」のベースとなる種目です。また、「垂直跳び系」には分類されていませんが、上半身が無回転のため、フィートバウンス(立った状態での跳躍、垂直跳び)の代用として、新しい種目の導入に使用される種目でもあります。つまりこの種目ができなければ、できない種目は非常に多くあります。また、上半身、つまり頭部は動かしませんので、他の種目より早い段階で行います。

 なお、落ちることに目がいきがちですが、実際は「立つ」方が難しく、うまく立てなければ次の種目を続けることはできませんので、きれいに立てることは非常に重要です。

 最後に、「腰落ち」からの「立つ」は軸系列では、「腰落ち」の逆、つまり「前方回転系」になります。

2014年

6月

06日

3種類の段階練習法

 現在トランポリンの指導法としては、社会人のレクレーショントランポリン向けの段階練習(普及版)、こどもの素養作りのためのバッジテスト段階練習、競技者育成(こどものレクレーショントランポリンを含む)のための競技検定段階練習の3つがあります。

このうち、競技検定段階練習は他の2つと異なり、競技者として最低限実施できなければならない種目がピックアップされています。対象はトランポリン競技選手を目指すものすなわちそれなりの運動能力を持ち合わせたものを対象にしています。だから、段階練習の数が少なくなっています。しかし最低限必要なものをピックアップしたものなので、当然生徒の能力に応じて、細かい段階練習が必要です。

これに対して他の2つの段階練習は、だいたいこの通りの段階練習をすれば安全にトランポリンを使うことができるようになっているものです。だいたいというのはそれぞれのレベルで実際はもっと細かい段階練習をする必要があるからです。

段階練習はバッジテストの方が同じレベルまでの段階が多くなっていますが、こども向けのバッジテストは連続運動が中心の段階練習になっていますので、そのため段階が多くなっています。実際は成人向けの段階練習のほうがより細かい段階練習をするようになっています。これは、バッジテストが運動能力の発育が著しい幼少期の子供を対象としており、これに対して社会人向けの段階練習の対象は運動経験のない人を想定していることによります。

 バッジテストの普及に対して社会人のレクレーショントランポリンの普及は進んでいませんので、もっと使われている段階練習はバッジテスト用のものです。このため社会人に対してもこの段階練習が用いられていることがよくあります。

しかしこの段階練習は社会人向けではなく、社会人向けの段階練習では腰落ちや膝落ちより後に練習することになっている「抱え跳び」がそれらに先行して3番目に練習するようになっているように順番も異なっています。そして何より連続練習を中心にしているため、社会人向けよりも粗い段階練習になっています。つまりバッジテストの段階練習を社会人に適用するのは、問題があります。社会人に対しては社会人向けの段階練習(普及版)を用いることが必要です。

2014年

6月

13日

段階練習4.膝落ち(ニードロップ)-立つ

 段階練習4は「膝落ち(ニードロップ)」と「立つ(スタンド)」の2種類の種目から構成されています。

「膝落ち」も「腰落ち」同様、上半身が動かない(回転しない)ため、トランポリンの競技ルール上、無回転系として扱われますが、膝から下が後方に90度回転する、つまり軸系列では「前方回転系」に分類される種目です。種目系列では「垂直跳び」に分類されています。

 上半身が無回転のため、フィートバウンス(立った状態での跳躍、垂直跳び)の代用として、新しい種目の導入に使用される種目でもあります。つまり初期においてこの種目ができなければ、できない種目は非常に多くあります。また、「腰落ち」同様上半身、つまり頭部は動かしませんので、他の種目より早い段階で行います。

 なお、下腿(膝から下)の長さの分「腰落ち」より「膝落ち」の方が少ないので、落下量を考えると安全性は「膝落ち」の方が一見高くみえるのですが、「膝落ち」では膝から下、つまり膝と足首による姿勢の調節ができず、前後のバランスをとれるのは可動域の少ない腰しかなく、腰を痛める危険性が高く、安定性が悪いので、「膝落ち」は「腰落ち」より後にきています。

 最後に、「膝落ち」から「立つ」は軸系列で「後方回転系」になります。

2014年

6月

20日

段階練習5.腰落ち-膝落ち-1/2捻り腰落ち-立つ(1)

 段階練習5は種目系列では「腰落ち系」で、「スイブル系」と「1回捻り腰落ち系」両方の系列となっています。

段階練習5では「腰落ち-膝落ち」、「膝落ち-1/2捻り腰落ち」の2つの種目と、その前後に、段階練習3で習得済みの「腰落ち」と「腰落ち」からの「立つ」が入っていますので、連続4種目となります。

連続4種目ですが、間の「膝落ち」を抜かして連続運動すると、段階練習24の「スイブル」になりますので、「スイブル系」になります。またひねった後に腰落ちをする運動は段階練習30の「1回捻り腰落ち」の基本となりますので、「1回捻り腰落ち」系にもなっています。つまり段階練習24と30を行う前には必ず習得しておく必要がある種目です。

2014年

6月

27日

段階練習5.腰落ち-膝落ち-1/2捻り腰落ち-立つ(2)

 今回は、「腰落ち-膝落ち」を説明します。この種目を練習するにあたっては、段階練習3の「腰落ち-立つ」、段階練習4の「膝落ち」が習得済みでなければなりません。

 この種目は、軸系列からいうと上半身は回転しませんが、脚部は前方から後方に回転しますので、「前方回転系」になります。この運動は「腰落ち」からの「立つ」にさらに90度の回転を加えた種目となります。つまり脚部が180度回転します。この運動に上半身の前方90度回転を加えると段階練習19の「腰落ち-腹落ち」になりますので、段階練習19のベースとなります。

2014年

7月

04日

段階練習5.腰落ち-膝落ち-1/2捻り腰落ち-立つ(3)

 今回は、「腰落ち-1/2捻り膝落ち」についてです。「腰落ち-1/2捻り膝落ち」を練習するに当たっては、段階練習3の「腰落ち-立つ」、段階練習4の「膝落ち-立つ」、段階練習2の「1/2捻り跳び」が習得済みでなければなりません。

 この種目は「膝落ち」の姿勢から膝を伸ばして脚部を後方に伸ばす運動は、軸系列からいうと「前方回転系」になります。「膝落ち」からの前方回転は「腹落ち」になりますが、「腹落ち」は上半身が前方回転する種目となり、高度な種目となりますし、目線の移動量が大きく恐怖感も大きいです。そこで、1/2捻りを付け加えることで上半身の回転を押さえることで、安全に行えるように、早い段階で練習するようにしています。つまりこの種目は将来段段階練習20の「膝落ち-腹落ち」へと結びつく運動です。

2014年

7月

11日

段階練習6.腰落ち-1/2捻り膝落ち-腰落ち-立つ(1)

 段階練習6は種目系列では「腰落ち系」で、その中で「スイブル系」となっています。

段階練習6では「腰落ち-1/2捻り膝落ち」、「膝落ち-腰落ち」の2つの種目と、その前後に、段階練習3で習得済みの「腰落ち」と「腰落ち」からの「立つ」が入っていますので、連続4種目となります。

連続4種目ですが、間の「1/2捻り膝落ち」を抜かして連続運動すると、段階練習24の「スイブル」になりますので、「スイブル系」になります。つまり段階練習24をする前には、段階練習6を習得しておく必要があります。

2014年

7月

18日

段階練習6.腰落ち-1/2捻り膝落ち-腰落ち-立つ(2)

 今回は「腰落ち-1/2捻り膝落ち」について説明します。「腰落ち-1/2捻り膝落ち」を練習するに当たっては、段階練習3の「腰落ち-立つ」、段階練習4の「膝落ち-立つ」、段階練習2の「1/2捻り跳び」が習得済みでなければなりません。

 この種目は軸系列ではまず、「ひねり系」になります。また腰落ちの姿勢から脚部を上体の下に戻していますので、「前方回転系」の運動をしています。捻りのきっかけはこの戻しの動作から行いますので、そこからさらに膝を曲げるという「前方回転系」の動作が加わりますので、運動がかなり複雑なものになっています。

運動の難易度からすると、段階23の「腰落ち-1/2捻り立つ」より難しいものになっていますが、「腰落ち」と「膝落ち」の頭部の移動量が、「腰落ち」と「立つ」より少ないことから「腰落ち-1/2捻り膝落ち」よりも先行して練習するようになっているようです。

2014年

8月

29日

段階練習6.腰落ち-1/2捻り膝落ち-腰落ち-立つ(3)

今回は「膝落ち-腰落ち」です。「膝落ち-腰落ち」を練習するに際して、段階練習3の「腰落ち-立つ」、段階練習4の「膝落ち-立つ」が習得済みである必要があります。

「膝落ち-腰落ち」は軸系列からいうと下腿が前方に180度回転しますので「後方回転系」に属します。頭部の移動量が少なく、不安定な「膝落ち」から安定した「腰落ち」になるので、安全性は高い種目ですが、足を上げ過ぎたり後方に倒れるように行うと後方回転が強くなりますので、転倒しやすくなります。

2014年

9月

12日

段階練習7.抱え跳び(タック・バウンス)-ジャンプ

 段階練習7の抱え跳びは種目系列では、「垂直跳び系」、脚部を曲げることは回転運動を発生していますが、腕の回転でそれを相殺していますので軸系列では「共通系(無回転系)」になります。

 3種類のフィートバウンス(抱え跳び、開脚跳び、閉脚跳び)の中で最初に習得する技です。抱え込むことにより回転半径が小さくなりますので、宙返りなど前後の回転動作をする際に最初に行う姿勢でもあります。また、段階練習19の「腰落ち-腹落ち」や段階練習26の「ターンテーブル」をする際に使用する姿勢ですので、宙返りを伴わないレベルでも、これらの種目に先行して習得しておかなければならない種目です。

 「閉脚跳び」、「開脚跳び」、「抱え跳び」とも姿勢をとるときに足が前方に移動しますが、抱え跳びがもっと移動量が少なく、全身に近い位置にあり、着地がしやすいため、3つのフィートバウンスの中で最初に練習する種目となっています。つまり、「抱え跳び」から着地または次の跳躍にできることが、「開脚跳び」、「閉脚跳び」を始める前提となっています。

2014年

9月

19日

段階練習8.よつんばい落ち-よつんばい落ち-立つ(1)

 段階練習8はよつんばい落ちの練習です。種目系列は「腹落ち系」、軸系列は「前方回転系」になります。

 よつんばい落ちは上半身の前後回転を行う初めての種目です。なお、立った状態からの前方回転には「よつんばい落ち」と「腹落ち」の2種類がありますが、後方回転運動は体の構造上「腹落ち」の前段階である「よつんばい落ち」に相当する種目がなく、いきなり「背落ち」となるため、難度が高いため、段階練習の30番までに「背落ち」は含まれていません。また、後方回転運動はブラインドサイドへの運動となり恐怖感が大きいから、前方回転から練習することになっています。

2014年

9月

26日

段階練習8.よつんばい落ち-よつんばい落ち-立つ(2)

 「よつんばい落ち」は、軸系列からすると「前方回転系」になりますが、身体の部分運動を見ると、上半身は「前方回転系」、脚部は足を曲げることから「後方回転系」の運動をしてます。つまり、上半身の動きを下半身の動きで弱めた運動となっています。それにより、段階練習21の「腹落ち」より回転力が弱まりますので、「腹落ち」より先行して行われる必要がある種目です。

 なお、「よつんばい落ち-立つ」は「よつんばい落ち」の逆の動きとなりますので、軸系列からいうと「後方回転系」になります。手によるベッドの押し込みができることから「腹落ち-立つ」よりも容易ですので、これまた「腹落ち」より先行して練習しておく必要があります。

 また、「よつんばい落ち」は「膝落ちに」、「よつんばい落ち-立つ」は「膝落ち-立つ」の下半身の動きに、上半身の前後回転を付け加えた運動となり、動作が複雑ですから、段階練習4の「膝落ち」を習得してから行う必要があります。

 

 また落下量も「膝落ち」より大きいこと、膝落ちにない手足の同時性調整という動作が必要であることからコントロールが難しいので、「膝落ち」より後に練習することになっています。

2014年

10月

03日

段階練習8.よつんばい落ち-よつんばい落ち-立つ(3)

 段階練習8は「よつんばい落ち」を2回してから「立つ」ことになっています。これにも理由があります。最初の「よつんばい落ち」から立ってしまうと、「前方回転」-「後方回転」運動となります。しかしよつんばいを2回行うことで「前方回転」-「垂直平行移動」-「後方回転」という運動になります。

 「よつんばい落ち」は正しく垂直に落下していることが必要ですので、連続練習により垂直に落下していることが確認できるようになっています。

また、2回目の「よつんばい落ち」を開く(手足を伸ばすこと)により、「腹落ち」へと発展させることができます。つまり段階練習9のベースとして段階練習11はあります。段階練習8の1回目の「よつんばい落ち」で手足が水平に並んだ状態で落下して前進が垂直にあがっていなければ、段階練習11に進むことができないのです。この種目は「腹落ち系」種目のもっとも基本となる練習で、非常に重要な練習です。

また、段階練習9,11~14など「よつんばい落ち」を使う練習の行う際には、当然この段階練習8が習得済みである必要があります。

2014年

10月

10日

段階練習8.よつんばい落ち-よつんばい落ち-立つ(4)

 段階練習8の最後の部分「よつんばい落ち-立つ」についてです。これは以前にも書いたように軸系列からいうと「後方回転系」となります。頭部の「前方回転系」の運動として初めて行うのが「よつんばい落ち」なら、頭部の「後方回転系」で最初に行うのが、「よつんばい落ち-立つ」です。つまり、この種目が「後方回転系」種目のベースとなります。

ただし、普及指導員講習の教本の種目系列では、この種目は「後方回転系」に分類されていません。種目系列は連続運動全体を通じての分類であるのに対して、自分が提案している軸系列は、1つ1つの種目に対して分類しているためにこのような違いが出ています。

2014年

10月

17日

段階練習9.よつんばい落ち-1/2捻り腰落ち-立つ(1)

 段階練習9「よつんばい落ち-1/2捻り腰落ち-立つ」は、種目系列では「1回捻り腰落ち」となっています。

 この練習を始めるにあたっては、段階練習8「よつんばい落ち-よつんばい落ち-立つ」、段階練習2「1/2捻り跳び」、段階練習3「腰落ち-立つ」、類似種目が含まれる段階練習5の「膝落ち-1/2捻り腰落ち」に加えて、段階練習7の「抱え跳び」が習得済みであることが必要です。

 というのは、よつんばいの状態から膝を伸ばすという運動を、「抱え跳び」で抱えた後に膝を伸ばすという運動で練習しておく必要があるからです。

 

2014年

10月

24日

段階練習9.よつんばい落ち-1/2捻り腰落ち-立つ(2)

 段階練習9の「よつんばい落ち-1/2捻り腰落ち」は、軸系列からいうと「ひねり系」と「前方回転系」の組み合わせ運動です。水平状態で1/2ひねり、水平状態から前方に上半身を回転する運動となります。

 「よつんばい落ち」から手足をのばして、そのまま落ちると段階練習11の「よつんばい落ち-腹落ち」となります。腹落ちは顔面がベッドに近づくため、恐怖感が伴いますし、よつんばい落ちの状態から腰落ちは、視線は上昇するため落下に関する恐怖感はありませんが、よつんばい落ちからは落下しますので恐怖感が高いです。

そこで、1/2ひねることで腰落ち姿勢で着床することで、恐怖心を少なくして、よつんばいすなわち、水平の状態で手足を伸ばすことを練習します。つまり、この種目は、「1回捻り腰落ち」のベースであるだけではなく、段階練習11の「よつんばい落ち-腹落ち」の前段階の練習でもあります。さらに、水平でひねるという運動は段階練習28の「ローラー」の基本練習にもなっています。

つまり「1回捻り腰落ち」、「腹落ち」、「ローラー」という難度の高い3種目の基本練習となっている非常に重要な練習です。

2014年

10月

31日

段階練習10.開脚跳び(ストラドル・パイク・バウンス)-ジャンプ(1)

 段階練習10「開脚跳び」は種目系列では「垂直跳び」、軸系列からいうと「無回転系」になります。

 「開脚跳び」は、段階練習7「抱え跳び」に比べて重心が前方に移動しやすい種目で、足が体の重心からはずれますので、開いた足を戻せないと、中途半端な状態で、落下します。「開脚跳び」を練習するにあたっては、段階練習7「抱え跳び」が習得済みである必要がありますし、失敗時のことを考えて段階練習3の「腰落ち」が習得済みであることが望ましい種目です。

 「開脚跳び」は英語名では、「ストラドル・パイク・ジャンプ」と呼ばれるように、「パイクジャンプ」の1種類です。開いた足を閉じて行えば、「ストレート・パイク・ジャンプ」つまり段階練習16の「閉脚跳び」になります。両足をそろえて前に出すよりも、左右に開く方がバランスをとりやすいので、「閉脚跳び」より先行して練習しておく必要があります。

2014年

11月

07日

余談2 前後軸について

 「開脚跳び」は、左右対称に足を開いて閉じるという運動のため軸系列では「無回転系」トランポリン種目では特異な種目となっています。開脚運動というのは、軸系列から見ると、前後軸回りに、つまり左右の足を回転させる運動です。

 トランポリンでは、前後軸回りの運動というのはほとんど行いませんが、例外的にあるのが、この「開脚跳び」と、段階練習26の「ターンテーブル」です。