段階練習36.ターンテーブル③(重心を中心とした前後軸回り1/2回転)

 ターンテーブルの回転のきっかけは2つです。1つは腕でベッドを押すこと、もう1つは回転の外側の膝を巻き込むことです。

 前回「ターンテーブル」の腕・脚の動きは段階練習3「抱え跳び」や段階練習26の「腹落ち-腹落ち」と同じと書きましたが実は、異なる点があります。

 以前回転速度を上げるには回転半径を小さくし、回転を停めるには回転半径を大きくすると言うことを書きました。ターンテーブルで回転するためには回転半径を小さくする必要があります。そのため通常の抱え跳び以上に膝を曲げて小さくなる必要があります。さらに回転を続けるためにはその姿勢を維持する必要があります。この姿勢を維持するがマンガできなければ、失速して回転は止まります。ターンテーブルでは横まわりを初めて経験するだけではなく、姿勢をより小さくし、その姿勢を維持するつまり我慢することを学びます。このため、丸まった状態で、空中で静止するという運動を経験することになります。この運動経験は他のスポーツでは得られない貴重な経験となります。